この記事を読めば、ヘアドネーションが何センチからできるかが分かります。
ヘアドネーションは15センチでもできますが、部分的なウィッグしか作ることはできません。
頭全体を覆う医療用ウィッグ(かつら)を作るなら、31センチ以上の髪の毛が必要です。
ヘアドネーションは長い髪の毛ほど不足しています。せっかくの善意がムダにならないよう、あなたがどうしたいかよく確認してくださいね。
目次
ヘアドネーションは何センチからできる?
ヘアドネーションは、15センチ以上と31センチ以上2種類あります。
頭全体を覆う医療用ウィッグを作るなら、31センチ以上必要です。
15センチでもできる?
つな髪という団体では、15センチ以上の髪の毛でも募集しています。
この15センチの髪の毛で作れるのは、部分的なウィッグのみです。例えば帽子につけるぐらいの少しの量しか作ることができません。
なかなか長く伸ばすことができない方には、良いかもしれません。
でももし31センチ以上の長さがあるのに15センチで寄付してしまうと、逆にもったいないですよね。
そして31センチ以上でしか作れない医療用ウィッグこそ不足しているんです。
31センチ必要な理由
頭全体を覆う医療用ウィッグ、いわゆるかつらを作るには、髪の毛の長さが31センチ以上必要です。15センチでは作ることができません。
医療用ウィッグを必要としているのは、闘病生活を送る子供たちです。
特に女の子は衝撃的で、鏡を見てため息をつくなんてこともありました。髪の毛を結うとか、おしゃれしたいですものね。
できるなら31センチを推奨
以上のような理由から、あなたができるのであれば31センチ以上の髪の毛の長さになってからヘアドネーションすることをおすすめします。
髪の毛の抜けてしまった子供たちは、医療用ウィッグが届くのを心待ちにしています。
ただ31センチ以上髪の毛を伸ばすというのは、かなり大変なことですよね。なのであなたができる範囲で行っていただければ良いと思います。
ヘアドネーションを待っている子供たちについては、ヘアドネーションを待っている人|あなたの善意は彼らに届くの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
ヘアドネーションができる美容院
また、髪を濡らさないなど注意点があるのでしっかり守ってもらってください。そうしないとせっかく髪の毛を切ったのに、使えなくてムダになる場合もあります。
行きつけの美容院でやっていない場合は、ジャーダックの公式サイトで協賛美容院を検索できます。
ジャーダックはヘアドネーションを無償で提供してくれる団体です。信頼ある団体なので、公式サイトであなたのお近くのヘアドネーションできる美容院を検索してみてください。
ヘアドネーションの流れ
ヘアドネーションは以下のような流れで行います。
- ヘアドネーションできる条件を確認する
- 美容院を決める
- 髪の毛を切ってもらう
- 髪の毛を送る
美容院を決めたら、ヘアドネーションの条件を確認して美容師さんにも理解してもらってから髪の毛を切ってもらいましょう。
髪の毛の切り方にも条件があります。
ヘアドネーションのやり方については、ヘアドネーション美容院でのやり方|経験者が流れを徹底解説で詳しく紹介しているのでご覧ください。
送り方にも決まりがあります。
- ドナーシートや髪の毛を封筒に入れて送ります
- 髪の毛はそのまま封筒に入れても良いですし、ジップロックなどに入れてもOK
- 確かに受け取ったという受領証が欲しい方は、返信用封筒も同封してください
- 送る際の送料はあなたが負担します
ヘアドネーションした髪の毛の送り先
髪の毛の送り先は、現在5ヶ所あります。
- ジャーダック
- 女子高生ヘアドネーション協会
- HIRO
- つな髪
- スマイルプロジェクト
髪の毛の長さで異なる
15センチ以上でもOKなのは、つな髪とスマイルプロジェクトのみです。ほかの3団体は、31センチ以上ないと受け付けていません。
15センチ以上の髪の毛について、つな髪では部分的なウィッグを作成し、スマイルプロジェクトでは漆刷毛を作成に使います。
善意が無駄にならないよう送り先を把握してくださいね。
送り先については、ヘアドネーション|髪の毛の送り先おすすめの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
目的を持ってヘアドネーションしよう
以上、ヘアドネーションは何センチからできるのかについて解説しました。
ヘアドネーションは15センチでもできますが、作れるのは部分的なウィッグの作成のみです。
頭全体を覆う医療用ウィッグいわゆるかつらを作るには、31センチ以上の長さが必要です。
ヘアドネーションできる美容院については、あなたが行きつけの美容院にヘアドネーションできるか尋ねてみてください。
ただし美容師さんによってはヘアドネーションについての知識がなく、あなたの善意がムダになるかもしれません。美容師さんの手間もかかるので、よく説明して理解してもらってからヘアドネーションをお願いしてくださいね。
あなたの善意が子供たちにしっかり届くように、事前に注意事項をよく確認してからヘアドネーションを行ってください。