- HSPが適職を見つけるための3つのポイント
- HSPに向いている仕事6選
HSPさんが平日5日間働くのって、ものすごく疲れますよね。上司の機嫌が悪いと、一日具合が悪くなることだってあります。
非HSPさんでさえ自分に合った仕事を見つけるのは大変なことですから、HSPさんが適職を見つけようとしたらいかに難しいかわかりますよね。
目次
HSPが仕事選びする時に悩みやすいこと
HSPが適職を探すには、HSPが抱えやすい仕事の悩みがない職場選びをすることがポイント。
HSPが抱えやすい仕事の悩み
場の雰囲気や人の機嫌などに敏感なHSPさんは、職場でも多くの刺激を受けますよね。
- 上司の機嫌
- 威圧的で働きづらい
- 多人数でのディスカッションが苦痛
- 一人の時間がない
- 同僚に相談できない
- 本当はやりたくないけど残業する
- 電話のクレーム対応がしんどい
あなたはいくつ当てはまりましたか?
まったく仕事の悩みがない職場はありませんが、悩みは少しでもすくないほうが良いですよね。
もし今の会社が辛いと悩んでいるなら、「【簡単】HSPの仕事が辛い&辞めたい思いを解消するための3つの方法」こちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
HSPが適職を見つけるための6つのポイント
HSPさんが適職を見つけるために気をつけるポイントは6つ。
- あなたのやりたい思いを大切にする
- 情報収集は徹底的にしよう
- 実際にあなたの目で職場を見よう
- 職場の人間関係が良いか
- 勤務時間が守られているか
- 一人で仕事できる時間があるか
一つでも妥協してしまうと、また同じように職場の人間関係で苦しむことになるかもしれません。
あなたのやりたい思いを大切にする
あなたはどんな仕事をしたいですか?
親から言われたから、友達から誘われたから、世間的にこの仕事はどうかな…いろいろな思いがあるでしょう。
ひとまずそれらは置いておいて、あなたの思いを大切にしてください。
他人から言われてやり始めると、どこかでやっぱり違うなって感じる時がくるんですよね。
情報収集は徹底的にしよう
やりたい仕事についてや職場についての情報収集は、徹底的にやりましょう。
ネットで検索するのはもちろん、知り合いが勤めていたら職場の内情も良く聞き出します。
一番良いのは、友人や知人が働いている職場です。
内情を教えてもらえるから、働く前に職場のことがよく分かるんですよね。
- 仕事内容
- 給与や待遇
- 一人で作業する時間があるか
- 上司や同僚はどんな人か
- 大人数でやる仕事は少ないか
これでいいかなと思う前に、本当に知りたい情報が集められたか確認しましょう。
実際にあなたの目で職場を見よう
人からの情報よりも、あなたの目でみること以上に確かなことってないですよね。
可能であれば、職場を見学したり一日職場体験させてもらったりしましょう。
そうはいっても、ハローワークなどで就職をする場合はなかなか職場の見学までは難しいケースがありますよね。
転職エージェントを利用すると、面接時に職場の見学をしやすくなります。
転職エージェントは、担当者がついてあなたと一緒に転職活動を行ってくれるので安心できます。
先方にしづらい質問も担当者を通じてすればいいので、かなり気楽ですよね。
職場の人間関係が良いか
職場の人間関係が良いかは、HSPさんにとっては特に大事なポイントですよね。
こうした職場だと、萎縮してしまってどんどん自信がなくなっていきますよね。
居心地も悪くて、職場にいることすらしんどく感じてしまうでしょう。
- 何か困ったことある?と気軽に聞いてくれる同僚がいる
- 質問してもイヤな顔一つしない上司がいる
- 挨拶がある
- 笑顔が多くているだけで心地良い
仕事を選ぶ際に優先順位をつけると思いますが、その中で一番大切なのが人間関係という人も多いのではないでしょうか。
HSPさんと合うタイプについては、「【安心できる】HSPと合う4つのタイプ|合わないタイプも紹介」こちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
勤務時間が守られているか
決められた勤務時間が、きちんと守られているかも大切なポイントです。
いつ帰れるか分からない状況は特に疲弊しますよね。
昼食休憩が取れないのもイヤですよね。
1時間は給料が出ないのに、車に乗りながらパンをかきこんで食べるなんて割に合いません。
- 帰りやすい雰囲気がある
- 定時になったら皆さっさと帰る
- 昼休憩は仕事しない
残業せずに定時で帰りやすい雰囲気があるかは、すごく大事ですね。
一人で仕事できる時間があるか
HSPさんにとっては、一人で仕事できる時間があるかないかも大切なポイントです。
こういう風に、常にほかの人と一緒にいる環境だとHSPさんは疲弊します。
- パソコンに向かって作業する時間がある
- 一人で車に乗って得意先まで移動する
- 朝の会議以外は各自で仕事する
こういう時間があることで、HSPさんは刺激を減らして回復することができます。
なかなか一人の時間が取れず雑談するのが苦手〜という方は、「HSPは雑談が苦手?気にならなくするための3つのポイント」こちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
HSPに向いている仕事
繊細さんに向いているのは、繊細さんの特性を活かせる仕事です。
感受性が豊かで、他人の気持ちを思いやることができる、また動物や自然に癒しを感じるなどの特性がありますよね。
人一倍敏感な気質をもっているなら、それを仕事に活かしてしまいましょう。
一人で集中できる仕事
HSPさんにとって、一人になる時間てとっても大事です。
常に誰かと一緒にやり取りするような仕事だと、ものすごい疲れてしまいます。
なので仕事の中で、一人で黙々と作業できる時間が多いと気楽に働くことができます。
- デスクワークの多い事務系やIT企業
- 清掃作業
- 交通量の調査
- ガスや水道健診
- 警備員
完全に一人だけで仕事できるわけではありませんが、できるだけ一人の時間が多い仕事を選ぶことで気疲れは格段になくなります。
看護師や介護職
HSPさんは他人の機嫌などに左右される一方で、他人を思いやれるという特徴も併せ持っています。
カウンセラーとして、相手の気持ちに寄り添って導いていこうとする方もいますね。
ポイントは、HSPさんは他の人よりも多くの情報を受け取ってしまうということ。
他の人が気付かないような患者さんの変化に気づきます。なので必然と仕事量が増えますし、それに気づかない同僚に怒りを覚えたりもします。
こうなると燃え尽きてしまうので、そうしたHSPの特性を理解しつつ適当に仕事をセーブできるようにすると良いでしょう。
人を思いやる系の仕事をしたい方は、自分で自分をセーブするのがとても大事なんですね。
怒られている人を見ると、自分のことのように胸が痛くなります。看護師や介護職は、まさに相手の気持ちに立って行う仕事。
相手の思いが分かるから、どうしたら良いというのが感覚的にわかるんですよね。
それはいいことなんですけど、相手を心地よくさせて自分が疲れ切ってしまうことってよくあるんです。
だから看護師や介護職を目指すHSPさんは、自分自身を労わる気持ちも忘れないようにしてほしいです。
- 相手のことに深入りしすぎない
- 休日まで仕事のことを考えない
- オンとオフを大切にする
- 仕事終わりや休日は自分の好きなことをする
長く続けるには、ほどほどが良いです。
動物と接する仕事
動物のこともよく分かるHSPさんは、猫カフェやトリマーと言った動物関係の仕事が向いています。
何より動物相手だと、対人間のようにストレートに表情や言葉で傷つかないというメリットがありますよね。
動物の気持ちを理解できるのもHSPさんの特性。
今は触られたくないんだなとか、なんとなく調子が悪いんだなとか動物の気持ちを察することができますね。
動物病院で働くほか、動物園や猫カフェなど動物を相手にできる仕事は多くあります。
動物のちょっとした変化に気づけるというメリットもあるので、動物と接することが苦ではないなら選んでみても良いでしょう。
気をつけたいのは、一緒に働く店員との相性だったり、客からのクレームがあるということです。
特にトリマーの仕事に就くなら、お客さんの中には動物愛がすごい人もいますから気をつけましょう。
自然の中で働く
自然など綺麗なものに感動しやすいHSPさんは、ペンションや農家など自然の中で働くことも向いています。
都会のゴミゴミした環境より、海山川といった自然の中にいるとその美しさに感動します。
ペンションのオーナーや農家さんも良い方たちが多いので、一緒にいるだけで気持ちよく働けます。
ビルに囲まれた街の中で働くよりは、自然の多い環境で働いた方がよっぽど快適です。
植物園のように花に囲まれた環境も良いですし、牧場など自然と動物が一緒にある空間はHSPさんに向いていますよね。
見渡せば壮大な山々、キャベツ畑が広がり猿や鹿を見られるような自然の多い環境はストレスが少ないです。
利便性という意味では田舎は不便ですが、心と体が元気になる可能性があるのはとても魅力です。
創造性を生かした仕事
絵を描くことが好きなら、芸術家を目指してはどうでしょう。
一人で作業する芸術家は、HSP向けです。
HSPは天才肌とも言われるので、その才能をいかんなく発揮することもできるでしょう。
クリエイティブな仕事に向いているのもHSPさんならでは。
絵を描いたり写真を撮ったり、創造性を活かした仕事に就けると活き活きと生きることができます。
とはいえ、写真家や芸術家で成功するのは一握りの人間。
仕事で食べていきたいなら、専門の学校へ行ったり、著名な画家に弟子入りするなど確実に自分のものにできるような準備を忘れずに。
向いているのと、実際に仕事として食べていけるかは別です。
なかなか芽が出ないと悩んでいるなら、副業的にやるというのでもアリだと思います。
すぐに結果がでることを考えず、HSPとして自分のやりたいことをやって生きていくために焦らないのが大切です。
30代40代の方が絵の道に進みたいなら、生涯学習のユーキャンの通信講座水彩画講座などを利用するのも楽しいですよ。
個人事業主
自分で仕事をクリエイトして、自宅を中心として活動する働き方。
自宅なので、自分以外は気の知れた家族しかいないという環境もベストなんですよね。
嫌な上司も、気になる同僚の存在もありません。
慣れ親しんだ環境で気の置ける家族と一緒に仕事ができるのは、HSPにとって理想の職場とも言えます。
でも、個人事業主って敷居が高いような気もしますよね。
手軽なところだと、ブログやアフィリエイトなんかでコツコツ稼いでいくやり方があります。
HSPアドバイザーのryotaさんは仲間を作るなどして、自宅で個人事業主として活躍されています。
すぐにはできなくても、将来の夢としてコツコツやっていくのがおすすめです。私もチャレンジしています。
生涯学習のユーキャンでプログラミングやWeb制作などを学ぶこともできます。
またクラウドソーシングなどWebライターとして記事を書いて報酬を得るということもできます。
手に職をつけて、自宅で仕事ができるようにしておくと良いでしょう。
HSPの適職に迷うなら専門家に相談しよう
仕事選びって慎重になります。だって自分の人生をかけて、やるわけですからね。
失敗の経験はなるべくならしたくない。かといって、自分一人ではどれが適職なのか悩んでしまう。
そんなあなたには、誰かに相談することをおすすめします。
話すことで悩んでいる気持ちを整理できるし、ある程度選択肢が決まってくるので選びやすくなります。
家族や友人に相談する
手っ取り早いのは、家族や信頼できる友人に相談すること。
あなたのことを良く分かっているからこそ、的確なアドバイスをしてくれるでしょう。
逆に家族や友人にはHSPのことを伝えていないので、参考にならないという人もいるかもしれません。
そういう場合は、次に紹介する専門家に相談することをおすすめします。
専門家に相談する
ここでいう専門家とは、転職のアドバイザーです。
HSP専門に適職診断をしてくれるのは、繊細さんの著書でおなじみの武田友紀さんぐらいです。
70分33,000円でアドバイスしてくれます。
高額ですが、確実に自分に合った仕事選びができるのであれば惜しくない金額かなと思います。
また転職エージェントを利用すると、担当のアドバイザーがついて無料であなたの転職をサポートしてくれます。
HSPについては一般的ではないものの、あなたの思いや特性、職場選びで譲れないことを伝えることで考慮してくれます。
一人で転職活動を行うより、相談できる相手がいるというのはとっても心強いですよね。
もし面接を受けても合わないなと感じれば、担当者を通じて辞退することも可能です。
HSPが選んではいけない会社
HSPさんが快適に働くために、選んではいけない会社も知っておきましょう。
同じ仕事であっても、会社が変わればまったく雰囲気も変わります。
ぜひあなたが働きやすい会社を見つけて下さいね。
数字で結果を求められる
営業職など数字で結果を求められる仕事は、かなりきついですよね。
当然、上司からはプレッシャーをかけられますし、売り上げが下がれば叱責されます。
また売り上げの良し悪しで同僚と比較されることも、精神的によろしくありません。
数字ははっきりと示されてしまうので、なかなか言い訳できないということがありますね。
会社である以上、どこも売り上げは意識しなければいけません。
でも営業職など特に売り上げを重視していて、職員にもそのプレッシャーがくる仕事という職場は避けた方が良いでしょう。
責任が全部自分に来る
会社である以上、上司にも責任があるのですが丸投げされる場合ってあります。
これも人間関係に関わってきますけど、全部責任とれっていわれても、どうしたら良いか分からないですよね。
責任が重すぎて潰れてしまうことだってあります。
職場に助けてくれる仲間がいないと分かると、絶望感しかありません。
もしも重大な仕事を任されて、責任が全部自分に来るようなことがあったら…。
自己肯定感が下がりまくって悩んでいるなら、「HSPが自己肯定感を高める3つの方法|ありのままの自分を生きよう」こちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
ブラック企業
当たり前ですが、ブラック企業も避けましょう。
サービス残業が当たり前になっているとか、上司が帰るまでは帰れないとか。
そういうムダな時間は、会社で一秒も過ごしたくないですよね。
ブラック企業で働いている間も、あなたの人生の時間をささげているわけです。
そう考えたら、ブラック企業にいる意味ってまったくないですよね。
精神的に辛くなって潰れる場合だってあります。仕事探しは慎重に行いましょう。
HSPは自分に合った仕事を見つけよう
以上、HSPさんの仕事選びについて、適職を見つけるための6つのポイントと向いてる仕事6選について解説しました。
職場の人間関係などで悩みやすいHSPさんは、仕事選びを慎重に行いましょう。
自分の抱えている悩みを解決できる職場を見つけるのがベスト。
- あなたのやりたい思いを大切にする
- 情報収集は徹底的にしよう
- 実際にあなたの目で職場を見よう
- 職場の人間関係が良いか
- 勤務時間が守られているか
- 一人で仕事できる時間があるか
転職する際は、こういった点をクリアできているかよーく確認してください。
また個人で作業できるなど、HSPさんの特性を活かした仕事選びをすることも大切。
あなた自身が楽しくいられる職場を見つけて、活き活きと仕事できるようになると良いですね。