この記事では、HSCはわがままなのか、また大人になったらどうなるかについて解説します。
- HSCはわがまま?
- 大人になったらHSCは良くなる?
HSCのお子さんを持つ親が抱える悩みとして、単なるわがままなんじゃないか…ということがありますよね。
HSCは大人になったとしても繊細な気質はそのままなので、しつけで変わる物ではありません。
急に怒って泣き出した際、それをわがままだとして叱ることはかえってよくないのです。
しかし子供だから、もちろんどんな子だってわがままな部分もありますね。
ポイントはあなた自身がHSCを理解して、この子はこんなことに困っているのだなとわかってあげること。
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目次
HSCは単なるわがままではない
HSCの子供たちは、わがままなのでしょうか?
- HSCは生まれ持った気質
- 親や周りの理解が大切
自分の子供がわがままだと悩んでいる親御さんは、少なくないと思います。
とはいえ、繊細であるがゆえにわがままが他の子よりも強く感じられることってあるでしょう。
この子は、他の子よりも繊細なんだっていう視点を忘れないようにしましょう。そうでないと、子供たちが苦しくなってしまいます。
大切なのは、親と周りの人たちの理解です。
HSCは生まれもった気質
HSCは性格ではなく、生まれ持った気質です。
例えば・・・
これって、わがままと思いますか?
人によってはわがままと思うでしょうし、HSCを理解している人なら気質だから仕方ないとなるでしょう。
要するに、わがままとするかどうかは親の捉え方次第です。HSCに理解があるかないかで子供への対応が変わります。
- わがままだと思うと、なんとか治さなきゃと思う
- 怒ったりしつけたりする
- でもHSCは気質で治らない
- しつけでなんとか治るものではない
HSCについて詳しく知りたい方は、「HSCとは?4つの性質と相談機関をくわしく紹介」こちらの記事をご覧ください。
親や周りの理解が大切
HSCは生まれ持った気質であるが故に、親や周りの理解が大切です。
HSCを理解してくれる人があなたの周囲にいれば安心です。でも現実はなかなかそうはいかないですよね。
HSC自体、知らないという方がほとんどではないでしょうか。
- HSCの子がわがままかどうかは大人側の解釈
- HSCの概念を知っている方なら簡単にわがままとは言えない
だからHSCに理解ある人を、あなたや子供たちの周りに増やしていくことが大切。
HSCってまだまだ理解されにくいです。だからHSCなんて言わなくても、あなたのお子さんの特性を周りに伝えていけば良いです。
時間はかかるかもしれないけど、だんだんとあなたのお子さんを理解しようとする人が増えてくるでしょう。
HSCの子育てに悩んでいるなら、「HSCの子は育てにくい?心の余裕が生まれる3つのポイント【簡単】」こちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
HSCをわがままとレッテルを貼らない
HSCの子供に対して、わがままとレッテルを貼らないことが大切です。
- 自己肯定感が低くなる
- 不登校やいじめの原因にもなる
HSCの子をわがままって判断して、苦しいのは子どもたちです。
もしママ友や義親からわがままだと言われるなら、少し距離を取っても良いでしょう。
自己肯定感が低くなる
HSCをわがままと見なすことで、自己肯定感が低くなる恐れがあります。
- あなたはわがままだとレッテルを貼ると、子どもは言葉に出さずとも傷つく
- こんな自分じゃいけないと大人たちの期待に応えようとする
- でもHSCは気質だから治すことができない…
HSCの子にとって大切なのは、あなたはあなたで良いんだってありのままを認めてあげること。
一方的に子供に言うと、泣きわめいてまったく功を奏さないんですよね。
怒る気持ちを抑えて、なんでそんなに泣くのか理由を聞いてみてください。
ママもそうだから、あなたもそうしてねっていうのはHSCの子には当てはまらないんですね。子供なりにイヤな理由があるんですよね。
繊細さんの自己肯定感の高め方については、「HSPが自己肯定感を高める3つの方法|ありのままの自分を生きよう」こちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
不登校やいじめの原因にもなる
自己肯定感が低くなることで、不登校やいじめの原因となる恐れもあります。
自分はわがままだし、ダメな人間だって考えを植え付けられたらとっても苦しいです。
自信がない子は、不登校になったりいじめの対象にもなったりしやすいと言います。
そういう意味では、学校の先生にもHSCを理解してもらう必要があるでしょう。
とはいえHSCは病気や障害ではないので、一般の方に理解してもらうのはなかなか難しいですよね。
- ちょっと他の子よりも敏感なんです
- 生まれつき刺激に対して反応しやすいんです
- かみ砕いて伝えると相手も理解しやすいでしょう
不登校で悩んでいる方は、「HSCの不登校を乗り越えるには|学校が辛い気持ちを軽くする5つの方法」こちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
大人になったらHSCは良くなる?
多くのHSCの親御さんが気になっていること。それはHSCが大人になったら良くなるかということ。
- 大人になっても気質は変わらない
- 自分なりの対対処法を見つけよう
- 繊細ゆえのメリットもある
HSCは病気とは違い、生まれ持った気質なので基本的には変わりません。
基本的な気質は変わらない
HSCは生まれ持った気質なので、基本的には大人になってもその気質は変わりません。
- 音が気になることは変わらない
- 怒っている人を見ると自分が悪いのかな?という気持ちも変わらない
ひといちばい敏感な子の著者エレイン・アーロンさんも指摘しているように、HSPは生まれ持った気質なので変わることはありません。
カウンセリングを受けたり、教室に通ったりしてなんとか治そうとする方もいるでしょう。
でも基本的な気質は変わらないということを知っておいてください。
自分なりの対処法を見つけられると強い
気質は変わらないのを理解した上で、その子なりの対処法を見つけられると良いでしょう。
- 音に敏感な子でも、大人数の家族と暮らしていれば大きな声が当たり前に感じられる
- 大人になって多少うるさくても、子供の頃から慣れているなと感じられる
そうやって育った家庭環境や学校での出来事を通して、繊細さに対する対処法を学んで身に着けていくことが可能です。
繊細さは大人になっても変わりませんが、その過程で繊細さの度合いが違ってきます。
繊細さのメリットだってたくさんある
人いちばい繊細なことはマイナスばかりではなく、メリットもたくさんありますよね。
- 自然に感動しやすいので、より一層心を豊かにしてくれる
- 人の機嫌が分かるから、他人を思いやれる優しい子に育つ
- 場の空気を感じ取るのが得意だから、皆が居心地よく過ごせるよう環境を整えられる
そうやって見えないところで活躍するのがHSCさん。
HSCは単なるわがままとは違う
以上、HSCはわがまま?大人になったらどんな風になる?治すことはできる?について解説しました。
- HSCは生まれ持った気質
- 親や周りの理解が大切
HSCは生まれ持った気質なので、わがままとは異なります。
しかしHSCを知らない人からしたら、いやそれはわがままだって言われるかもしれません。
- 自己肯定感が低くなる
- 不登校やいじめの原因にもなる
結局はわがままかどうかを判断するのは、周りの大人たち。周りの人が言うことはほどほどに聴いて、聞き流せばいいですよ。
その上で、理解してもらえる人を周りに作るのは大切です。
- 大人になっても気質は変わらない
- 自分なりの対対処法を見つけよう
- 繊細ゆえのメリットもある
今日からできることは2つ。
わがままではなく、生まれ持った気質なんだと理解すること。その上で、あなたはあなたでいいんだよと伝えること。
一人で抱え込みすぎず、信頼できる人や相談機関をうまく活用して楽しく子育てできるよう工夫していきましょう。
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