この記事では、HSCが不登校を乗り越えるための方法について解説します。
- HSCが不登校を乗り越えるための5つの方法
- HSCが不登校になる理由
ある日突然に学校へ行きたくないと言われると、親としてもどうしたら良いかわからなくなってしまいますよね。
HSCの子は環境が変わったり、ちょっとしたことが気になったりして学校に行くのがイヤになってしまうんですよね。
不登校は繊細な問題がありその子によって状況は違いますが、不登校からまた学校へ行けるようになる子もいます。
学校まで一緒に行ってみたり、信頼できる上級生を見つけたりして、HSCの子が学校は安全なんだと理解することが大切です。
親としてできること、私の失敗談を通してお伝えします。
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目次
HSCが不登校を乗り越えるための5つの方法
ここでは、HSCの子が不登校を乗り越えるためにできる5つの方法について解説します。
- 子供が落ち着けるよう振る舞う
- 学校に付き添う
- 自宅で勉強する
- たくさん褒める
- 信頼できる高学年の子を見つける
いざ自分の子が不登校になったら、パニックになりますよね。
じいじばあばがいれば預けられますけど、共働き家庭の場合はなんとかして学校に行ってもらわないと困りますよね。
子供が落ち着けるように振舞おう
不登校を乗り越えるための方法一つ目は、HSCさんが落ち着けるよう振る舞うことです。
学校に行きたくないって大泣きしてると、ついイライラして怒鳴ってしまいませんか?
親が怒ると、子供がパニックになるのは容易に理解できますよね。
一呼吸おいて「どうしたの?」って尋ねたり、「何かイヤなことがあったの?」って質問したりしてください。
ギューって体をハグしたり、頭をなでたりしても良かったです。
- 泣いている時は興奮状態なので、何かを言い聞かせようとしても難しい
- 一度落ち着かせて、大丈夫だよって安心させて興奮を抑えると良いです
学校に付き添う
不登校を乗り越えるための方法二つ目は、学校に付き添うです。
でも学校に着いたら、やっぱり嫌だって泣き始めます。
後でなんで泣いていたのか聞いたら、パパやママと離れるのが嫌で泣いたって言ってました。
仮にそれ以上は学校にいられなくて帰ってきたとしても、不登校の子が学校に行けるってすごいことですよね。
- 教室まで一緒に行っても良し(今はコロナ禍なので難しいかもしれませんが)
- 学校まで行けたことを褒めてあげてください
小さいことですが、その積み重ねで学校までパパとママと一緒に行けるって安心感を育んでいけます。
勉強は自宅でもできる
不登校を乗り越えるための方法三つ目は、自宅で勉強するです。
恐らく、学校で仲の良いお友達や近所の同級生がプリントなど届けてくれますよね。
お母さんお父さんのできる範囲で、自宅で勉強を教えれば良いと思います。
学校の教科書だけだと飽きてしまうので、我が家では【こどもちゃれんじ】やポピーを利用していました。
しまじろうなどのキャラクターが楽しくて、勉強というよりは遊びに近い感覚で学べるのがメリット。
せめて自宅で勉強する時ぐらい、楽しく学んだっていいですよね。
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たくさん褒める
不登校を乗り越えるための方法四つ目は、たくさん褒めるです。
私たちは子供のことが心配だからこそ、怒りますよね。
でも一方で、ちゃんと子供たちのことを褒めているでしょうか?
- 朝寝坊せず起きられたね
- ご飯をきれいに食べられたね
- 一人で学校の準備ができたね
医師の明橋先生が著書の中で仰っていますが、HSCの子は自己肯定感を高めることが大切です。
そのためには、たくさん褒めることが大切と言います。
日常やっている当たり前のようなことでも、ありがとう助かるよって伝えるだけで自己肯定感って育まれて行きます。
学校に一緒に行くという対処療法だけでなく、日常の声かけや接し方も変えていきました。
すごく時間がかかることですが、コツコツ積み重ねていくことが大事だと思います。
褒め方については、明橋先生の著書の中で詳しく例を出しているのでぜひ参考にしてみてください。
信頼できる高学年の子を見つける
不登校を乗り越えるための方法五つ目は、信頼できる高学年の子を見つけるです。
小学校低学年だと、パートナーとして高学年のお兄さんお姉さんがお世話係になってくれますよね。
たまたまそのお兄さんと同じ通学路だったので、私たちと通う息子に声をかけてくれました。
息子もそういわれてまんざらでもなく、そのうち自然と親からお兄さんたちと一緒に通学するようになりました。
そして気がついたら、学校が嫌だと泣くことも少なくなっていたんですよね。
こんな風に、自分たちだけで解決しようとするとなかなか煮詰まってきますが、誰かを頼るのもアリだと思います。
HSCの子が不登校になりやすい理由
ここからは、HSCの子が不登校になりやすい理由について解説します。
- 何かがイヤだ
- ちょっとした変化
- 学校に行かせたい親の存在
HSCの子は人いちばい敏感だから、ちょっとした変化を感じ取ってイヤになるのかもしれません。
まずは、学校へ行きたくない理由を探ってみましょう。
何かがイヤだ
不登校になりやすいのは、学校で起こった何かがイヤだと感じているからです。
親はこの子のことを理解していると思っていても、分からないですよね。
数日は通えていたのに、急に行きたくないと言い嫌がります。私の息子の場合もそうで、朝になると行きたくないと大泣きするようになりました。
何か学校でイヤなことがあったの?と聞いても、低学年だとうまく言葉で伝えられないですよね。
理由が分からないので、こちらもどうしていいか分からずイライラが募ります。
- 低学年の子は理由を聞いてもうまく答えられません
- 担任に学校の様子を聞くなどして子供の様子を探ると良いでしょう
教室に入れない時の対応については、「HSCの子が教室に入れない|やってはいけない対応とやるべきこと」で詳しく解説しているのでご覧ください。
ちょっとした変化
HSCの子は、自分の周りのちょっとした変化を敏感に感じ取っているかもしれません。
- 親が仕事を始める
- 親同士が喧嘩をしている
- 仲の良い友達とクラスが分かれた
何が原因となるかはその子次第ですが、そう考えるとあちこちに不登校の種は落ちていますよね。
普通の子でも不登校になります。HSCの子はさらに敏感だから、より不登校になりやすいのかなぁと思います。
学校に行かせたい親
不登校になりやすい理由のもう一つは、学校に行かせたい親の存在です。
学校に行かないとしたら、ママかパパのどちらかが仕事を休まなければいけないですものね。
イライラしている親の気持ちは、子供にも伝わります。
まずは子供を安心させること。それが最優先だと感じます。そうでないと敏感に感じ取ってイヤーって大泣きしちゃいます。
HSCの子育てで疲れないためのヒントについては、「HSCの子育ては疲れる?疲れないためのヒントを紹介」で詳しく解説しているのでご覧ください。
HSCの不登校は乗り越えられる
この記事では、HSCが不登校を乗り越えるための方法について解説しました。
- 子供が落ち着けるよう振る舞う
- 学校に付き添う
- 自宅で勉強する
- たくさん褒める
- 信頼できる高学年の子を見つける
- 何かがイヤだ
- ちょっとした変化
- 学校に行かせたい親の存在
でも時間が経つにつれて、6年生のお兄さんとか支えてくれる人が出て来てなんとかなりました。
不登校の問題は簡単じゃないけれど、何もやることがないかといえばそうではないと思います。
色々やってダメなことと、何もやらずにダメと思っていることでは違います。
私たちの経験が何かヒントになればなぁと思い紹介させて頂きました。まずはお子さんを安心させてあげてくださいね。
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HSCとは?については、「HSCとは?4つの性質と相談機関をくわしく紹介」をご覧ください。