静岡大好きブロガー、ソフィアパパ(@masayoshi88)です。
つるし雛の発祥地として知られる、稲取。
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”papa” type=”l cf icon_blue”]男の子のためのつるし雛があるんです![/voice]それが4月から開催される、つるし端午の福まつり。
五月の端午の節句に合わせて、稲取で開催されるおまつりで、雛のつるし飾りのように人形が吊るされています。
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_7783.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]吊るされている人形が今度は男の子仕様となり、女の子の時とはまた違った雰囲気をだしてくれるんです♪[/voice]
目次
つるし飾りの歴史
伊豆稲取がつるし飾り生誕の地であり、古くは江戸時代から続けてこられたという、伝統の行事です。
つるし飾りの風習は、稲取独自の飾り物とされています。
残念ながらその起源はさだかでないのですが、稲取の石井さんという方のご実家にヒントが隠されていました。
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”papa” type=”l cf icon_blue”]ひぇぇ~100年もの長い間、つづけられてきているんだね![/voice]これは稲取独自の伝統の飾りもので
その起源はさだかではありませんが
稲取向井の石井さんの実家、
新宿通りの石原製菓店『現在は移転』にある古い5人ばやしは
大正元年に84歳で亡くなったおきちおばあさんの初節句のもので
どんど焼きに納めてすでに無いお内裏様にも吊るしが有った言いますから
その歴史はゆうに100年以上を超えるものと思われます。
(温泉旅館はまべ荘サイトより引用)
つるし飾りは通常、女の子が成人すると、毎年行われるどんど焼きで焼かれてしまうのです。
なので、石井さんのお宅のように、残っているつるし飾りは大変貴重なものだといえます。
[aside type=”normal”]地元のお年寄りによると・・・江戸時代は雛飾りは高価なものでした。
そのため、購入できるような家庭は裕福であって、多くの家庭は欲しくても手がでなかった。
そこで愛する子どもや孫のためを思い、
手作りのつるし飾りで祝おうとしたのが、稲取のつるし飾りの発祥由来とされています。[/aside] [voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6604.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]そんなドラマが隠されていたのね・・・なんだか感動します[/voice]
つるし飾りの復刻
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”papa” type=”l cf icon_blue”]つるし飾りは、昭和30年代のはじめごろに数多くの家庭で飾られていました[/voice]ところが、だんだんとつるし飾りを作る人が少なくなってしまい、飾る家庭も見かけなくなっていきました。
ところが!
そこで立ち上がったのが、地元の婦人会の皆さん。
稲取伝統のつるし飾りを、ぜひ後世に残したいという思いで、平成5年から地元の婦人会の皆さんが復刻させます。
婦人会の皆さんは、全国にもこのようなつるし飾りの風習があるかどうかを調べました。
テレビなどを通じて、静岡県内をはじめ全国から情報を寄せてもらったのですが、類似するものはわずかに2つだけ。
- 九州柳川のさげもの
- 山形酒田の傘福
とならんで、稲取のつるし飾りは日本三大吊るし飾りと呼ばれています。
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6604.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]日本を代表する、一大イベントなんですね![/voice]平成10年からは、稲取温泉協同組合が主催し、町をあげての一大イベントとして現在に至っています♪
つるし飾り~端午の節句
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”anco” type=”l cf icon_blue”]雛の吊るし飾りの時と同じく、華やかですよねぇ♪[/voice]端午の節句【つるし端午の福まつり】は4月に入ってから開催され、6月末まで行われます。
いにしえより男子の健やかな成長や
立身出世を願ってお祝いをする端午の節句。
稲取温泉では、
子の成長を想い、
一針一針紡いだ伝承の「つるし飾り」によって、
その願いを形にします。
(稲取温泉旅館共同組合より引用)
女の子のつるし飾りを受けて、今度は男の子らしい五月人形がどんと構えていて、その周りにつるし端午が並びます。
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6604.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]このつるし飾りも地元の皆さんが一つ一つ、手作りで作られているんですね![/voice]雛のつるし飾りまつりで賑わうようになった稲取温泉で
やはり地域のかあちゃんたちの声が上がります
「男の子の節句も祝いたいね」
「男の子の成長を願う、つるし飾りを作りたいね」
そうして2007年より始まったのが、つるし端午の福まつりです
(稲取銀水荘サイトより引用)
つるし飾りと鎧兜
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6604.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]ごらんのような、鎧兜まで!迫力たっぷりですね~[/voice] [voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”papa” type=”l cf icon_blue”]鎧兜ってリアルだな~夜中に見たら、おしっこちびりそうだわ(;´Д`)[/voice]つるし飾りと五月人形
かっこいい、五月人形とつるし飾りのコラボも見事です♪
そもそも五月人形とは?
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”anco” type=”l cf icon_blue”]五月人形には、内飾りと外飾りがあるって知ってた?[/voice]五月人形とは、
男子の誕生を祝うとともに、
無事に成長し、強く、逞しく、
賢い大人になるようにとの願いを込めて、
5月5日端午の節句に飾る人形です。
(人形の久月サイトより引用)
- 内飾りとは、家の中に飾るもの。鎧や兜飾りなどがあります。
- 外飾りは、屋外に飾るもの。代表的なものが、鯉のぼりです。
実は内飾りと外飾りでは、質も意味合いも違うんです。
- 内飾りは、将来の無事の成長を祈るためのもの
- 外飾りは、立身出世を祈るためのもの
という風に、それぞれの持つ意味が違うので、できれば両方飾ることが望ましいとされています。
これらに加えて、男子が逞しく、健やかに育って欲しいという願いを込めて、つるし飾りを飾ります。
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”anco” type=”l cf icon_blue”]にしても、ものすんごい数のつるし飾りがありますね![/voice] [voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_7783.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]これぜーんぶを町の皆さんが手作りしてるのかと思うと、稲取町民の皆さんのアツサを感じます![/voice]このつるし飾りの飾りつけは、旅館の女将さんや、地元の有志の皆さんで飾っているのだそうです。
地元を盛り上げようという心意気というか、本当に綺麗に飾りつけられていて、皆さんセンスありすぎです。
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”anco” type=”l cf icon_blue”]稲取の人々って、つながりが深いんですね[/voice]つるし飾りの形
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_7783.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]雛の吊るし飾りの時と同じく、色々な人形があって楽しいです♪[/voice] [voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”anco” type=”l cf icon_blue”]これはまさしく、熊にまたがる金太郎ですね♪[/voice]ちゃんとカブトをかぶっているのが、可愛らしい。
よく見ると、金太郎とクマは糸で縫いつけてあるんですね。
こういった細かな気くばりが、繊細な作品作りにつながるのでしょう。
こちらは、ハイハイする赤ちゃんでしょうか。
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”papa” type=”l cf icon_blue”]髪の量すごっ![/voice]
鯉のぼりもありますよー。
デフォルメされていて、可愛らしいんですよね。
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_7783.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]アニメのキャラクターのようで、今にもしゃべりだしそうな鯉のぼりですね♪[/voice] [voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”anco” type=”l cf icon_blue”]ドナルドダック的な感じかな?[/voice]こちらもつるし飾りのお人形。
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_7783.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]ビーズクッション入れて、抱き枕にしたら気持ち良さそう♪[/voice]つるし飾りの材料
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_7783.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]ちょっと気になるつるし飾りの材料ですが、色々なもので作られているんです[/voice]- 七五三の着物を切ったもの
- 和服の切れ端
- ちりめん
- 反物の端っこなどなど・・・
お母さんやおばあちゃんたちが愛をこめて、手作りしているんですね♪
つるし飾りを見たら足湯へ
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6604.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]の足湯、なんと無料で入れちゃうんです![/voice]稲取町民さん、太っ腹ですね♪
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6604.jpg” name=”mom” type=”r cf icon_red”]タオルは持っていくといいですよ。写真右側の木の板は、お尻に敷いて濡れないようにするためのものです[/voice]
こまかな気配りが嬉しい♪伊豆稲取サイコー!
つるし端午の福まつり情報
会場 | 稲取文化公園 雛の館 |
住所 | 静岡県東伊豆町稲取1568隣 |
入館料 | 300円 |
問い合わせ | 0557-95-2901(稲取温泉旅館協同組合) |
つるし端午の福まつりまとめ
- 雛の吊るし飾り同様、端午の節句を祝う吊るし飾りがにぎやか
- つるし飾りは住民の方たちの手作り
- 実に100年以上も歴史のある吊るし飾り
- 伊豆稲取が吊るし飾り発祥の地
- 足湯も無料で楽しめる
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”anco” type=”l cf icon_blue”]伊豆稲取、いい街やわぁ[/voice]
歴史と伝統を大切に守っている、稲取の住民の皆さん。
素朴であたたかさの伝わる、手作りの吊るし飾りをぜひ多くの皆さんにみていただきたいです♪