石部の棚田は、西伊豆松崎町にある有名なスポット。
東日本では珍しいという、石積みの棚田の光景はまさに圧巻。
何百年という歴史ある棚田は、大災害に見舞われるなど跡形もなく崩れ落ちた時もありました。
しかし、住民の方をはじめとしたみなさんの尽力によって再生。
眼下には駿河湾を一望でき、晴れた日には富士山を拝むこともできます。
期間限定でライトアップもあり、その幻想的な雰囲気に酔いしれます。
死ぬまでに一度は訪れたい、石部の棚田をご紹介します。
目次
石部の棚田
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”papa” type=”l cf icon_blue”]まさに圧巻の光景![/voice]見事なまでに、綺麗な棚田が広がっています。
眼下にみえるは、岩地の街並みと駿河湾を一望。
標高120から250mの位置にあるので、眺めが良いのが特徴です。
棚田とは、傾斜地に階段状をなしているのが特徴。
畦畔(けいはん=あぜ)をつけてひらかれた、小さい区間の水田のことを言います。
田舎らしい、日本の良き光景の一つですね。
石部の棚田の歴史
棚田は、簡単に作られるものではありません。
長い歴史をかけて、積み重ねられた大変貴重なもの。
石部の棚田も例外ではなく、何百年もかけて築かれました。
江戸時代に起きた津波によって、棚田が崩壊してしまいます。
もう跡形もなく崩れ落ちてしまい、当時の住民の方々は肩を落としたことでしょう。
しかしそれからまた住民の方々が頑張って作り直して、今日の姿につながるのです。
昭和30年代には、棚田の枚数は千枚、およそ10haの広さもあったそう。
平成12年まで耕作放棄されていましたが、再び棚田を作り直そうと住民の皆さんが立ち上がります。
棚田の保全活動を始めたことで、地域住民だけでなく外部の方々も石部の棚田を訪れるように。
平成14年には水車小屋や農道の整備を行い、また棚田のオーナー制度をスタートさせます。
平成22年には、第16回の全国棚田(千枚田)サミットが開催されるまでに。
再生を繰り返して、作り上げた現在の姿。
イベントの田植祭や収穫祭などでは、一日に300から400人が訪れるほどの人気観光スポットとなっています。
石部の棚田の特徴
石部の棚田は、元は火山の裾野にあった棚田でした。
火山によって、今のような緩やかな斜面が作られたそう。
そして地下水がとても豊富で、棚田の水源として活用されています。
良い土、良い水だからこそ、美味しい作物が採れんですね!
以前は枯れ果てていましたが、棚田を再利用することで、地滑りなどが防げる効果もあるんだそうです。
石部の棚田の大きな特徴は、東日本でも珍しい石積みの棚田ということ。
石部の地が良質な石が手に入りやすいということもあって、この形になったとか。
石部の棚田ライトアップ
石部の棚田では、期間限定でライトアップを行っています。
一度訪れたら、その幻想的な雰囲気に感動すること間違いなし。
昼間とは全く違う、夜の棚田の顔を動画でどうぞ♪
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”papa” type=”l cf icon_blue”]これは感動しますね![/voice]石部は昔、石火(いしび)と呼ばれ、岩に神が宿るとして火を燃して海上交通の目印とするなど、火に縁のある地区でした。
(石部ヘ行こうよサイトより引用)
火に縁があることを、ライトアップという形で現代にまた呼び起こす。
住民の方々の粋な計らいが、とても素晴らしいですよね!
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🌄✨✨✨✨✨✨ ☆ 「石部の灯り」 . . 伊豆 松崎町 石部の棚田の夕景です✨ . . 山の向こう側には駿河湾が見えます。 江戸時代から受け継がれる棚田の畦道には1500個のキャンドルが灯されて、幻想的なひとときを過ごせました😊 . . 静岡県松崎町にて ☆ #bestjapanpics #icu_japan #super_shadow_channel #ig_japan #IG_PHOS #igs_asia #globalcapture #lovers_nippon #team_jp_ #wonderful_places #master_shots #gf_japan #insta_worldz #photo_jpn #special_spot_legend #worldcaptures #wu_asia #wu_japan #wp_japan #Japan_Daytime_View #tokyocameraclub #worldmastershotz_nature #amazing_fs #キタムラ写真投稿 #棚田 #石部の棚田 #石部 #松崎町 #伊豆
▼ライトアップ実施期間は、サイトで確認してください▼
[btn class=”big lightning”]ライトアップの期間を確認[/btn]石部の棚田を管理する人たち
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”papa” type=”l cf icon_blue”]この素晴らしい環境を残そうと頑張っている人たちがいます[/voice]地元の松崎町石部地区棚田保全推進委員会の皆さんをはじめ、石部地区の有志の方々中心に頑張ってらっしゃいます。
有志の中には、名人がたくさんいるんだそう。
- 米作り名人
- 野菜作り名人
- 萱葺(かやぶき)名人
- 郷土料理名人
またNPO法人棚田ネットワークや、学生ボランティアの参加もあります。
- 富士常葉大学の学生ボランティア
- 県立松崎高校
- 県立東部特別支援学校
- 地元松崎小学校の生徒や保護者(棚田百笑くらぶ)
高齢化などを理由に引退をする方がいる中、人材の確保が急務とされています。
石部の棚田では、ボランティアの募集も行っています。
一緒に棚田の農作業を行ってくれる、守りびと(いしび隊)というボランティアを募集中。
条件によって、有償・無償となります。
この素晴らしい棚田を後世に残すため、若い世代の参加が期待されているんですね。
石部の棚田のオーナーになろう
[voice icon=”https://masayoshi88.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5182.jpg” name=”papa” type=”l cf icon_blue”]石部の棚田ではオーナーを募集しています[/voice]こんな素晴らしい環境で、農作業してみたいなと思ったあなた。
石部の棚田では、棚田のオーナーになれるオーナー制度があります。
年会費はかかりますが、実際に水田で米作りを体験できます。
ちょっと遠方で行くことは難しいという方は、支援だけ行うトラスト会員がおすすめです。
オーナー会員の募集要綱
応募資格 | 個人・家族・団体問わない |
募集区画 | 100組(1組あたり30坪) |
年会費 | 1組あたり、35,000円 |
備考 |
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トラスト会員の募集要綱
トラスト会員は、基本的にお金による支援です。
1口につき、5kgの棚田米を精米して送ってくれます。
もちろん希望があれば、田植えや稲刈りをすることもOK!
応募資格 | 個人・家族・団体問わない |
年会費 | 1組あたり、10,000円 |
備考 |
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石部の棚田へのアクセス
[aside type=”normal”]- 石部の棚田展望台には駐車場があります
- 車で行く場合は、石部の棚田展望台を目指しましょう
- 石部の棚田に行くには細い農道を通ります
- 農道はすれ違い困難な場所もあります
- 地元車優先で、迷惑がかからないようにしましょう[/aside]
東洋のコートダジュールと称される、岩地の海。
こちらも海の青さがまぶしく、夏は多くの海水浴客でにぎわうスポット。
石部の棚田で農作業をして、岩地の海で泳いで。
西伊豆を満喫できそうな旅に、ワクワク期待感が高まります♪
石部の棚田に訪れよう
- 何百年という歴史ある棚田
- 大災害に見舞われたが、住民が頑張って再生を繰り返した
- 放棄されていた土地を住民が再生
- 多くのボランティアも参加して、棚田を残そうと頑張っている
- 棚田からは西伊豆の絶景が望める
- 石部の棚田のオーナーにもなれる
訪れるだけでなく、畑仕事の体験もできるという魅力もある石部の棚田。
これからもずっとずっと、西伊豆の原風景として後世に引き継いでいってほしいですね。