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子供を亡くした親にかける言葉|余計なことは言わない方が良い

子供を亡くした親にかける言葉
友達が子供を亡くしたみたいだけど、なんて言ってあげたら良いのかな?あまり励ますのもどうかと思うし、かと言って何もしないのもな…。どうするのが良いんだろう?

この記事では、子供を亡くした親御さんにかける言葉を紹介します。

papa
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筆者の私も娘を6歳の時に亡くしています。

結論から言いますと、余計なことは言わずにそっと見守ってくれれば良いと思います。

あなたが何の気なしにかけた言葉でも、嫌な気持ちになる恐れがあります。

papa
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それだけお子さんを亡くした親御さんは繊細だということ。話しかける前にこの記事を読んで、参考にしていただければと思います。
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目次

子供を亡くした親にかける言葉

子供を亡くした親に言葉に正解はありません。

しかし話しかける時に注意して欲しいことが3つあります。

papa
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相手の気持ちに寄り添って話しかけられるかがポイント。励ましで話しかけるなら何も話さない方が良い場合もあります。

そのままの気持ちを伝える

あなたが良かれと思ってかけた言葉でも、子供を亡くした親にとってはものすごくショックな場合があります。

例えば、こんな言葉をかけようと思っていませんか?

  • 明けない夜はないよ
  • 神様は乗り越えられる試練しか与えない
  • 時間が癒してくれるよ

子供を亡くした親御さんの頭の中では、以下のように言い換えています。

子を亡くした親の気持ち
  • 明けない夜はない → 子供が死んで先のことなんか考えられない
  • 神様は乗り越えられる試練しか与えない → 子供が死んだことを乗り越えるとでも思っているの?
  • 時間が癒してくれるよ → もう子供は帰ってこないのに…

こんな感じで、何を言っても否定的に捉える傾向があります。

考えに考え抜いて伝えた言葉でも、相手の傷をえぐってしまうかもしれません。

うまく言おうとせず、そのままの気持ちを伝えた方が良いです。

papa
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何て言って良いか分からない。ごめんね何も言えなくて。そういって一緒に涙ぐんでくれる事の方が、余計な一言をいわれるよりもずっと癒されると思います。

黙って見守るだけで良い

気の利いた言葉をかけようとしなくても、ただ黙って見守ってくれるだけで充分です。

ただ見守ることの意味
  • 何か言われたとしても、子供がいないという絶望的な気持ちには変わりない
  • 特に子供を亡くしてすぐの時は、気がおかしくなっても仕方ないぐらいの状態にある
papa
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ただ辛かったねと背中をさすってあげたり、隣にいてあげたり。それだけでどんなに心強いか分かりません。

命を絶たないか気をつけて

子供を亡くした親たちは、自分が生きていることへ罪悪感があります。

〇〇ちゃんが死んだのに、私が生き残ってしまってごめんなさい…

なので命を絶たないかについては、気をつけてあげて欲しいと思います。後追いするようなことになっては、亡くなったお子さんも報われません。

うまい言葉をかけなくても、LINEで一日一回どう?ってメッセージを送って確認すれば良いと思います。

papa
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話を聞いてくれる人がいるだけでも、生きる意味が生まれます。

親御さんの気持ちを理解するなら、「子供を亡くした親|うつ病から立ち直るためにできる5つのこと」こちらの記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。

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子供を亡くした親の気持ち

ここからは、子供を亡くした親の気持ちを紹介します。

papa
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基本的には、お子さんを亡くした経験のある方でないと共感してもらうことが難しいと思います。

そっとしておいて欲しい

一つ目は、そっとしておいて欲しいということ。

心配がゆえに執拗に声をかけたりする方もいますが、それが負担に感じる場合もあります。

気になるけどそっとしておく。時にはそうした対応が必要です。

最低限の関わり方
  • 気になったらLINEでどう?と聞くぐらいにしておく
  • 月命日にお花を贈る
  • 連絡はせず心の中でそっと祈る
papa
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そういった関わりで十分だと思います。

生きるだけで必死

二つ目は、日々生きるだけで必死だということ。

papa
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お子さんを亡くした親御さんは、日々生きるだけで必死です。何をしても涙がこぼれ、誰かのことを考える余裕もありません。

その結果、不愛想になったり冷たい対応になったりすることもあるでしょう。

  • 食事をたべる
  • 買物に行く
  • 洗濯をする
  • 仕事に行く
  • 眠る…

そういった普通の生活をすることがやっとの状態です。

子供を見るだけで辛い

三つめは、亡くした子供と同じぐらいの子を見るのが辛いということ。

あの子は元気なのに、なんでうちの子は死んでしまったんだ…。

こう考えてしまいます。いけないと分かっていても、他の家の子と比べて妬む気持ちが湧き上がってきます。

避けた方が良いこと
  • もしあなたに同じぐらいのお子さんがいるなら、一緒に連れて会いに行くのは避けた方がよいかもしれません
  • あなたのお子さんに罪はないですが、却って会うのが辛くなる恐れがあります
papa
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お子さん同士すごく仲が良くて、お子さんが自発的にお線香をあげたいと言っている場合もあるでしょう。その旨を親御さんに説明して、理解していただくと良いかと思います。

同じ境遇の人としか分かり合えない

四つ目は、お子さんを亡くした親は同じ境遇の方としか分かり合えないということ。

いくら親身になって心配してもらったとしても、元気なお子さんがいるのであれば心に届いていないかもしれません。

papa
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私も元気なお子さんがいる方から励まされた時、「お前に何が分かる」と思っていました。

時間が経って受け入れられる方もいると思いますが、必ずしもそういう方ばかりではないと理解しておいてください。

子供のことを話したい

五つ目は、亡くなった子供のことを話したいということ。

そっとしておいてと言ったあとで、勝手だと思われるかもしれません。

でも子供のことを話したいという気持ちがあるのは確かです。いないことにしたくないと思っています。

子供のことを話す意味
  • 生前のお子さんの話ができる時はいっぱいしてあげてください
  • 親御さんが知らなかった一面が話の中から出てきたら、きっと親御さんは喜ぶと思います
papa
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ただしお子さんのことを話すことで、余計に辛くなる親御さんもいるので慎重に様子を見ながら行ってくださいね。

子供を亡くした親の気持ちをもっと理解したいなら、風見慎吾さんの著書さくらのとんねる 二十歳のえみるを読むとわかりやすいと思います。

子供を亡くした親にかけやすい言葉

ここからは、子供を亡くした親御さんについかけてしまいがちな言葉を紹介します。

papa
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子供を亡くした親が言われて嫌だと感じる言葉なので、口にしない方が良いでしょう。傷をえぐるか、あなたに何が分かる?と言われかねません。

あなたがしっかりしないと

一つ目は、あなたがしっかりしないとです。

お子さんを亡くされて悲しい気持ちは分かるけど、親としてしっかりしないといけないねとはっぱをかける意味で言うと思います。

でも自分子供を亡くすというのは、想像以上に酷いショックです。何も考えられなくなったり、自分を否定したりしてしまいます。

papa
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しっかりしないといけないと分かっているのは、親自身です。こんなに辛いのに、まだしっかりしないといけないの?と泣き崩れる方もいるでしょう。

時間が経てば落ち着くよ

二つ目は、時間が経てば落ち着くよです。

一か月、一年、十年経ったとしても子供は戻ってこないのです。その事実は変わらないのですから、悲しみが癒えることは永遠にありません。

同じような境遇の方と交流したり、本を読んだりたくさん涙を流して時間が経過します。

気がついたら、子供の死と向き合い方を身につけた方もいるかもしれません。

papa
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でも時間が経って落ち着いてきたと言えるのは、子供を亡くした親自身だけです。

もう落ち着いた?

三つめは、もう落ち着いた?です。

落ち着くことってないです。心がザワザワして、辛いばかりです。

papa
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子供が死んだのに、もうって何?って怒りさえ覚えます。二つ目のところでも書きましたが、落ち着いたと言えるのはその親自身だけ。他人から聞くことではないのです。

子供を亡くした親はそっと見守って

以上、子供を亡くした親にかける言葉について解説しました。

気の利いた言葉をかける必要はなく、辛いねなどそのままの気持ちを伝えるだけで十分です。

papa
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そしてただそばにいてくれるだけで、良いと思います。LINEでどう?と聞くだけでいいんです。
子供を亡くした親の気持ち
  • そっとしておいて欲しい
  • 生きるだけで必死
  • 子供を見るだけで辛い
  • 同じ境遇の人としか分かり合えない

基本的には、同じ境遇の親御さん意外、分かり合えないと思ってください。その上で、どうやって関わったら良いかこの記事を参考に考えていただけたらと思います。

子供を亡くした親にかけやすい言葉
  • あなたがしっかりしないと
  • 時間が経てば落ち着くよ
  • もう落ち着いた?

間違っても、上記3つのようなことは言わないでください。傷口に塩を塗るようなものです。

papa
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言葉よりも、命日に花を贈るとか、お子さん宛に手紙を書くとか。そういった行動の方が受け入れやすいと思います。

言葉がきっかけになって疎遠になる関係もあります。子供を亡くした親御さんとは、丁寧に関わっていただけたら幸いです。

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